ポルトガル旅行記~その1~出発の日【ほっと落ち着ける場所へ】

~見たらきっと、冒険したくなる!
ポルトガルの旅の写真を動画にしてみました♪

雄大さと穏やかさ、そして郷愁ー何処か懐かしくほっと落ち着ける場所、ポルトガル。その大地で私は静かに浄化され、澄み切った情景に心を満たした。

ポルトガルに行くことになったのは。

ポルトガルだけにしたのは、当時スペイン情勢が落ち着いていなかったからだ。

それに、ポルトガルは行きたいところがたくさんあった。

旅行期間は8日間でも、現地にいられるのは5日間しかない。

都市間を移動するにも時間は掛かる。

それに久々の旅立ちだ。色々なことに手間取るかも知れない。

そうして一国周遊に絞ったわけだが、正解だった。

ポルトガルは、近代から日本文化に入り込み、親和性があるとは思っていたが、どうだろう…その地に降り立った時の郷愁感ときたら!

食べ物も卵ベースの優しいお味!

それに物価の安さ…移住する日本人がいるのが分かる気がする。

ポルトガルの国を埋め尽くす青いタイル“アズレージョ”

それに、白地に青で彩色した美しいタイルの絵で町中が埋め尽くされている。

アズレージョという。

デルフト焼きはオランダではデルフトぐらいしか見られないが、ポルトガルの大画面の青いタイルは壮観だ。

15世紀から続くこの装飾は、ポルトガル中を埋め尽くして、そのままの姿を保っている。

何とも不思議な光景だ。

そんな文化が、都会過ぎず、田舎過ぎず、程よい長閑な心地良さを生み出している。

そして、賑わっているようで、賑わっていない。

リスボンの中心部以外はそんな感じだった。

眠い眠い…出発

出発の朝は予定より10分遅い4:55に起床、予定通り6:10に家を出て、6:29の地下鉄に乗る。

混んでいるかと思ったが、スカイライナーに乗る人は少ない。

そのスカイライナーでは、成田空港第2ビル駅で大量に人は降りて、私がカフェに入る頃まで第1ターミナル自体は全然混んでいない。

9時半より少し前に14Gゲート前、いつもの様にカフェで一服する事に。

KMLは11時出発に変更になったが、実際のフライト時刻は変わらず到着は定刻になるという。

しかし、この時点で何時もながら、前日までの疲れを引き摺り気分が上がって来ない。

…取り敢えず、飛行機の中は、寝よう!

意識を半分飛ばしながら、カフェで時間出発の時間を待つ。

チェックインは10:30に始まった。

外は大雨となり、その為、離陸は12時前。

余程に疲れていたのだろう。いつものように気圧差すら気にならならない。

眠気に空腹感。。飛行機の中で、遭難しかかっている…

(さっき、カフェでケーキを食べたばかりだろう!)

…持ってきた本は、一冊も読まず、ほとんど寝て過ごす。

秋のフライトは暖かくていい。ジャケットを羽織るだけで、事足りた。

冬場にヨーロッパに飛ぶのとは大違いだ。

日曜日のフライトは空いているのか飛行機は空いていて、私の隣は空席だった。

珍しく誰からも話し掛けられない!

寝るのには最高の環境だった。

3度目のオランダ・スキポール空港

スキポールへの到着は、約30分遅れの15時半過ぎ。

この空港の使用は3回目だ。

ギリシャ旅行への経由地、ベルギー・オランダの旅、そして今回。

その3回はKLMを利用したという事になる。

現在、一番好きな航空会社はニュージーランド航空なのだが、オーストリア航空と並んで私が好きな航空会社である。

この空港はとてつもなく広くカジノや美術館などが併設されているが、私の行き先がいつも接続が良くなく、待ち時間が異常に長いことが多い。帰りは半日くらい空港で過ごす。

行きの待ち時間は3時間程だ。これくらいが丁度いい。2時間を切ってしまうと少々焦りがある。

この乗り継ぎ地が、シェンゲン協定における入国審査の場所となるからだ。

それにしても、なぜコーヒー・ブレイクは空港に到着してから1時間以上掛かったのか。

それは同じ所をぐるぐる回り、D61ゲートを確認し、そのゲートがあるエリアTへ行くのに近いカフェを探したからだ。

それにしても、空港内は明るい。

成田は大雨だったが、アムステルダムは晴れ渡っていた。

エスプレッソを飲むと、気分が上がってきた。

無事入国審査を終えて、ポルトに向かって最後のフライトだ。

黄金(きん)色の夕陽の中へ

18:55、夕陽の中を飛んでいく。

黄金色の光が窓から差し込み機内もキラキラと輝きに満ちている。

いつも同じ時間に飛ぶのに、この美しい瞬間に遭遇したのは初めてだったと思う。

機内の人々がオレンジ色に照らされて、窓の外が黄金色に輝いている光景を数年経った今でも思い出せる。

19:55にポルトに到着し飛行機から降り立つ時、空は晴れ渡り、くっきりとした綺麗な半月が見られた。

スカイプライオリティのおかげで荷物は一番に出てきて、飲み物を買い、タクシー乗り場へ。

10月中旬、外は肌寒く、裏地付きのジャケの下は、長袖Tシャツにウールのベストが丁度いいくらいだ。

高速を降りると旧市街の坂道だらけの道をタクシーはのんびり行く。

車体の傾きが激しい。

坂道を下るときは、脚を踏ん張っていなければ、前の座席に頭が突っ込みそうになる。

運転手の説明も途切れ…真っ暗闇の中の街、静かな光景が続く。

突然、イタリアやギリシアの到着時を思い起こし、ようやくまたヨーロッパに戻ってきたという実感が湧いてきた。

何となく幼い頃、毎年田舎へ行っていたあの感覚に近い気もする。

それとは別の、何とも言えない郷愁感…!

魂の底で、音楽のように響き合う。

近代よりもシルクロードの交易よりも、なお古い時代の人類の大移動の旅の始まりと終わりが、突然自身の中で繋がった気がした。

極東の地とユーラシア大陸最西端の地を結んでいる確かな連なりを感じ、世界は繋がっていて、その長い長い歴史の流れが電流のように己の体の中を駆け巡る。

その闇の中に時々電灯に浮かび上がる街の息遣いを、全身の細胞が耳となっていうるように吸い込んだ。

☆☆☆

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