ニュージーランド旅行記~その6~オークランド郊外【北島の原風景に逢いにいく】

~見たらきっと、旅したくなる!
ニュージーランドの旅の写真を動画にしてみました♪

オークランドの西郊外は、亜熱帯雨林とタスマン海に続いていた。

ニュージーランドの旅、最終日。

この日はNZを旅する最後の日。

北島の原風景は亜熱帯雨林だが、その亜熱帯雨林とビーチを訪れた。

07:08 起床
07:40 朝食
08:30 ホテルにてリラックスタイム
11:53 ホテルアモラ発
13:10 アラタキビジターセンター
14:10 ワイタケレ滝
14:55 ピハビーチ&アフタヌーンティー
15:35 キテキテトラッキングウォーク
16:25 オークランドへ
17:50 ホテルアモラ着
18:00 パッキング …etc.

その場所は歩いては行けない距離で、鉄道もない上に私はペーパードライバーなので、バスツアーに参加。

予定より早く、バスはやってきた。

北島の原風景を上から眺める。

アタラキビジターセンターに着くと、早速、この日1度目の”森を創る鳥“『ケレル』に遭った。

バスから降り立って、少し歩いたところで、その鳥は突然姿を現した。

“よく来た。”

そう言って、出迎えてくれたみたいだ。

大型ハトで体調50センチほど。光の加減でエメラルドグリーンに羽が輝く。

ケレルは、あまり人前には姿を見せないということだったが、この日は3回出会うことになる。

最後のハイキングコースで3度目に出てきたときは、英語のガイドさんは、

“Amazing!!”

を連発していた。

その鳥と別れ、ワイタケレ国立公園から、西を望む。

アッパー・フーヤ貯水池とその周囲に広がるブッシュ、その先には海が見えた。

この日、ワイタケレ方面は晴れていたが、オークランドの天気は雨。

今日がハーバークルーズだったら、デボンポートからの風景は曇った印象になっていたに違いない。

ツイているな!

と思った、その後で…

…もし雨なら、昨日みたいに歩こうなどとは思わず、大人しく船内にいたかもしれないと思った。

そんなことを考えながら、手前に広がる森からその奥の海と空へと視線を移す。

雲は相変わらず低い位置に群がっていた。

ワイタケレ滝のそばの木のそばで

次に訪れた場所は、ワイタケレ滝だ。

暑い日だったので、滝には水浴びをしに来ている人がいた。

滝壺の近くへ降りていくと、坂の上とはうってかわって、ひんやりした空気が漂う。

その滝壺の側の樹の下で、ガイドさんは延々とキウイ・イングリッシュで歴史の講義を実施…。

発音に慣れていないから、半分も意味がわからなかった。

だが、その滝壺の木陰は、とても涼しくて、気持ちいい。

側の複雑な枝ぶりの木は、真昼の陽を受けて不思議な輝きを放ち、これまで命を繋いできた森の歴史を静かに語り掛けてくるのだった。

ピハビーチへ。再びタスマン海へ。

南島の移動中やフィヨルド付近や、山の上と同様で、ビーチへ行く道もスマホの電波が入らない。

うねうねと山の中の車道を登り降り…ピハビーチに降り立った。

タスマン海だ。

波が荒い。

海に近づく前に、あまり近寄りすぎると、海にさらわれると言われた。

“この海の先にはオーストラリアがある。でも数千キロも離れている。泳いで行こうとしたら、辿り着く前に力尽きるよ”

ガイドさんはそんなふうに言って笑った。

泳いで島と大陸と行き来できるドーバー海峡とは違う、ということだろう。

砂浜は黒っぽい。

ガイドが磁石を突っ込んで再び持ち上げると、その黒い砂は磁石にくっついてきた。…砂鉄だ。

砂は細かい粒子なのだが、一足ごとに靴が砂に埋まってしまい、歩きにくい。

傾斜があったらかなりキツかったろう。

広々とした砂浜で、波が引いた後は水が溜まり、静かな湖面のように、空と雲を映し込んでいる。

本当に何も無い。

海と空。その間の水平線。

海に来ると、その水平線が緩くカーブしているから、地球が丸いことが実感出来る。

私は、確かにここにいる。

この瞬間、地球に存在していて、呼吸して…この風景を見ている。

そのことを、とても有り難いと思った。

カウリが残る原生林の中を歩く。

ブッシュウォークは、楽に歩ける道も用意されていたが、私は通常の道を選んだ。

それでも、身構えていたほどのハードさは、全く無かった。

前日にハードな街歩きをしてしまったから、そう感じただけかもしれないが。

ガイドさんの足は早く、気を抜くと置いていかれてしまう。

いろいろな亜熱帯の木々が生い茂るなか、大きなカウリの木を探しながら、歩いていく。

緑の中は、空気が濃くて、早足で歩いていても呼吸が楽に感じた。

ケレルは、この森の中と、ハイキングが終わって森を出たところでオークランドへ帰るバスを待っているときに、再び現れた。

どうやら、我々を見送りに来てくれたようだ。

エピローグ

今回の旅は、博物館も美術館も大聖堂もなし、歴史的建造物は全く見ず、ほとんど、山と湖と海と荒地、林や森の中で過ごした。

その経験は、素晴らしいものだった。

心ゆくまで、自然を味わった。

思えば、直前まで、ニュージーランドへ来るつもりはなかったのだから、不思議なものだ。

ヨーロッパの街並みを見るのが好きな私は、南半球なんて自然しかない…と思って、その前の年、変圧器に付いていたNZ用のプラグを買って早々に捨てたのだが、その1年後にはNZに旅立った。

何があるか、わからない。

何が、心に響くか、わからない。

何が、それまでの価値観を変えてしまうか、実際行ってみて、その風景の中に佇んでみないと、わからない。

だから、もし、これを読んでいるあなたが、自然なんて…と思っていたら、一度騙されたと思って、出かけてみてほしい。

白い雲を浮かべた青い空の下、 広々と広がる茶色の大地にぽつんと佇んだとき、何億年と続いてきた自然の呼吸に、あなたの魂が呼応するのを感じるだろう。

そして、その自然に次第に同化していくのを実感し、あなたを静かな安寧へ導くだろう。

☆☆☆

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