ポルトガル旅行記~その3~ポルトからコインブラへ【美しい古都の景色】

~見たらきっと、冒険したくなる!
ポルトガルの旅の写真を動画にしてみました♪

意外と中盤はのんびりの旅。

ポルトから南へ120Km、コインブラへ向かう

前日は少し遅かったが、この旅は、飛行機に乗る日以外は朝はゆっくりだ。何故なら移動が真昼ごろだから。

この日程はのんびりでいいかも知れない。

07:00 起床
07:30 朝食
09:30 チェックアウト
10:00 ポルト・カンパーニャ駅
10:52 IC720(〜11:57)
12:20 ホテル チボリコインブラ着
13:30 ホテル出発
13:45 サンタ・クルス修道院
14:25 エレベータ
14:40 新カテドラル
15:00 旧大学
15:30 時計塔
16:10 サンタ・クララ橋

ポルトを歩いて、サン・ベントから地下鉄を乗り継いでカンパーニャへ行くという計画を変更したから、その分朝はゆっくりだ。

ポルト・カンパーニャ駅

予約した鉄道の席は、車両に入ってすぐの場所で、荷物を置くスペースがあった。車窓からの景色のことはあまり覚えていない。ずっと本を読んでいた。

コインブラも急斜面に、でこぼこ道

コインブラに着くと、すぐ前の電車に乗ろうかどうしようかと思ったときに、駅に滑り込んでくるタクシーが目に入った。

ホテルは街の中心部と駅との中間地点だが、街自体が小さいから、それ程距離はない。

問題はボロボロのデコボコ石畳みと、急斜面だ。

ポルトでの斜面の経験から、 結局はタクシーにした。

予定より早くホテルに到着したが、すぐにチェックインできた。

部屋は広くて快適だった。

のんびりできそうなホテルの部屋

快適過ぎて外へ出掛けないで、このまま部屋で過ごしたくなるほどだ。

コインブラ散策開始、まずはサンタ・クルス修道院へ。

重々しい静けさが漂う外観

1時間ほどのんびりした後に、散策に出発する。

最初は街の北西のサンタ・クルス修道院へ。

パイプオルガンが真後ろではなく、サイドに付いている。

こんなオルガンを見たのは初めてだ。どんな音がするのか聴いてみたかった。

ここは静か過ぎるほどだ、というメモが残っている。

そして、ここにもアズレージョが施されていた。

パイプオルガン、どんな音なんだろう…

誰かの墓には黄色と赤のユリと、かすみ草。それが何とも絵になる。古めかしい石棺が長き時を伝えている。

外側もキラキラしくはない。中世が色濃く残る建物だ。

16世紀に大規模改修したとの事だが、ベースの12世紀の雰囲気が強い気がした。

12世紀と言えば、ちょうどポルトガルが形成され始めて間もない頃のこと。

その頃の力強い歴史の叫びが聞こえてくるようだ。

耳をすますと、その叫びが聞こえるかのような静寂の空間…この修道院に訪れる人々へ、切々と昔の栄華を語り掛け続けているのだろう。

コインブラ旧大学への道のり

旧大学に行くのには、エレベーターなるものに乗る。

実際は、エレベーターというより、リフトだ。

上がって横へ行ってまた上がる。

エレベータに乗りながら、歩くのを選択していたら、また急な階段が待ち構えていたのだろうと思った。

エレベーターを降りて振り返ると、上がってきた所が見渡せる。

おしゃべりが聞こえてきそう

斜面にずらり、家々がにょきにょきと生えている感じだ。

その様子が賑やかな事この上ない。

あちらこちらから話し声がしてきそうな風景だ。

その一番上の建物の屋根の上に、ぎりぎりに薄い綿雲が広がって青空を覆う。

新カテドラルへ、ふらりと寄り道

さっき行った教会とは打って変わって明るい感じがする

旧大学の手前に新カテドラルはある。

工事をしていたが、壮麗な外見に惹かれて入ってみることにした。

16世紀末から作り始めて約1世紀かかっている、このバロック様式の教会は中は金泥様式、祭壇の左右には、新古典主義のパイプオルガン。

この街のパイプオルガンは位置が変わっている。

全体的に色使いは少ない感じなのだが、何故だかごちゃごちゃした感じが否めない。

ここも金泥様式

どこか金泥様式は、先程見た街並みに似たところがある。

ポルトガルの教会は、どこか人間味があり温かい雰囲気が漂っているのだ。

祭壇に何故か親しみが湧くという感覚が面白い。

鈍い金色は全体的に暗い色なのだが、有機質の木造の彫刻に塗られているのも相まって、無機質な金属的な煌めきを完全に無くしてしまい、華やかとか荘厳とかそういったところとはかけ離れた場所に感じてしまう。

ここは教会音楽ではなく、ファドが歌えそうなくらいの柔らかな包容力のある空間だ。

コインブラ旧大学到着、船底のような天井の講堂

左側の建物が時計塔。

旧大学へ着くと、まずはチケット売り場へ行く。

旧大学内の敷地内の建つ時計塔のチケットは別売りで、購入する際に、

閉所恐怖症ではないか?

と聞かれたから、どんなに狭いのかと思った。

塔より先に、大学の講堂へ向かう。

船底型の天井をもつ講堂

体育館のような箱型だが、天井が高い。

天井は、船底のようだ。文様が描かれているパネルの枠の繋ぎは金のロープ。

シャンデリアが下がっている講堂はそれでも暗い。壁一面に大きな等身大の姿絵の額がかかっていた。

コインブラの街を見渡せる時計塔

さて、街を見渡してみようと、塔に登る。

確かに狭いのは狭い。塔の上に行けば行くほど、他の人と行き違うのはかなり厳しい。

だが、他のヨーロッパの塔もたいていこの構造だ。

狭い、一段一段が高い…。

だが、そこを抜ければ絶景だ。

が、珍しくここは、絶景を見るより先に、屋上の柵に目がいった。

頂上の四方の覆いは、ペラペラの木の柵があるだけ。その柵と柵の間は、かなり開きがあり、少し危なかっしい。

テ…テープで補強!?閉所より高所のほうが…

そのうちの1つの柵なんかは折れたらしくて、ビニールテープで補強してある。

…ビニールで補強が完了する程度の厚さの板、ということだ。

気を取り直して、周囲を見渡してみる。

輝くモンデゴ川

午後の陽は大分傾いて、その光を受けたモンデゴ川はキラリと輝いている。

空は複雑な雲が幾重にも薄く重なり合い、まるで絵のように美しい。

巻雲積雲、巻層雲。

こんな空を見たのはここだけだ。

(これが雨の予兆だとは忘れ去っていたが、気が変わってこの後、サンタ・クララ橋へ行くのだった。)

周りは意外と緑が多い。旧大学からみてモンデゴ川の向こう側は、殆どが緑だ。

旧大学側は、そばにこそ住宅はあるがすぐに途切れて周囲は低い山か丘に囲まれている。

近代的なビルは1つもない。

よく見ると古い瓦は丸く、旧大学の屋根は緑が混じる。

サンタ・クララ橋からの旧大学の眺め

旧大学から見た、輝くモンデゴ川に行ってみることに。

サンタ・クララ橋からの旧大学の方向の眺めは素晴らしい。

中世ここを訪れた人たちは、その美しさにため息をついただろう。

白とオレンジのウエハース

折り重なるように絶妙に丘の上に組み上げられた街並みは、白とオレンジのウエハースのよう。

幅200メートル程もあるモンデゴ川に旗は飾られ、さえぎるものがない秋の高い青空、そこを縦横に走る雲の流れ…。

移りゆく時間と空間を捉えようとカメラの連写ボタンを押した。

  

☆☆☆

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